定義:セメントの水和熱に起因した温度ひびわれが問題となる構造物を、規模によらずマスコンクリートとして取り扱う。
部材寸法の目安は、広がりのあるスラブで厚さ80〜100cm以上、下端が拘束された壁で厚さ50cm以上。
⚠ 温度ひびわれの 2類型(連想チェーン)
① 内部拘束型 → 表面ひびわれ
水和熱で内部温度↑ → 内部と表面の温度差 → 表面に引張応力 → 表面ひびわれ(初期材齢に発生)
② 外部拘束型 → 貫通ひびわれ
温度降下時の体積収縮を岩盤・旧コンクリートが拘束 → 引張応力 → 貫通ひびわれ(耐久性・水密性を著しく損なう)
数
暗記必須の管理基準値
発熱量の目安
単位セメント量 +10kg/m³ → 約+1℃
部材寸法の目安
スラブ80〜100cm/壁50cm 以上
パイプクーリング 通水温度差
≦20℃ 程度
ひびわれ誘発目地 断面欠損率
50% 以上
1
概念・定義
定義:セメントの水和熱に起因した温度ひびわれが問題となる構造物を、規模によらずマスコンクリートとして取り扱う。部材寸法の目安として、広がりのあるスラブは厚さ80〜100cm以上、下端が拘束された壁は厚さ50cm以上である。
温度ひびわれの種類:【内部拘束型】部材の内部と表面との温度差により表面に引張応力が発生し、表面ひびわれが生じる。【外部拘束型】温度降下時の体積収縮が岩盤や既設コンクリート等によって拘束されることで引張応力が発生し、部材を貫通するようなひびわれが生じる。
発熱量の目安:発熱量は単位セメント量にほぼ比例し、単位セメント量10kg/m³に対してコンクリート温度が約1℃の割合で増加する。
2
品質確保のための具体的方法(理由を必ず添える)
①材料選定最重要
②配合計画
③製造・運搬
④打込み・締固め
⑤仕上げ・養生最重要
3
留意事項
A施工条件変更時の再照査
Bひびわれ誘発目地
C温度履歴の実測とフィードバック
Dパイプクーリングの温度・通水管理
★
解答に記載すべきキーワード
定義
水和熱起因の温度ひびわれスラブ80〜100cm以上下端拘束壁50cm以上
ひびわれ種類
内部拘束型(表面ひびわれ)外部拘束型(貫通ひびわれ)
材料
中庸熱ポルトランドセメント低熱ポルトランドセメント高炉スラグ微粉末フライアッシュセメント膨張材
温度制御
プレクーリング(冷水・氷・液体窒素)パイプクーリング(冷却水の通水)
照査・計測
温度応力解析ひびわれ指数 Icr温度センサーによる温度履歴の実測
制御策
ひびわれ誘発目地(断面欠損率50%以上)ブロック割・リフト割の厳守
パイプ管理
通水温度と内部温度の差 ≦20℃12〜24時間ごとに通水方向切替